デジタル田園都市構想のカギを握る「5G」の普及
そこで本記事では、5Gの関連銘柄として「JTOWER(4485)」について紹介します。
JTOWERのビジネスモデル
同社の主力事業は、これまで日本において携帯キャリア各社がそれぞれ単独で行ってきた屋内携帯インフラの設備投資を、独自に開発した共用設備により一本化するソリューションを提供する事業です。
同ソリューションにより、不動産事業者や携帯キャリア、携帯電話ユーザーに以下のようなメリットを提供しています。
- 不動産事業者
設備の簡素化、消費電力の削減、対策負担金の削減、窓口の一本化等
- 携帯キャリア
設備投資・運用費用の削減等
- 携帯電話ユーザー
屋内携帯電波環境整備による満足度向上等
また、携帯キャリアが屋外での基地局整備において建設する鉄塔・コンクリート柱・ポール・アンテナ等のシェアリングサービスも開始しています。
中でも、5Gアンテナとしての役割だけでなく、街路灯やWi-Fi、サイネージとしての役割も持つ「スマートポール」は、さらなる活躍が期待されています。
売上高推移と株価動向
5G投資の拡大を背景に、同社の売上高は順調に伸びています。それに伴い、株価も堅調な値動きとなっています。売上高推移、株価チャートは下記。
(画像引用元:株式会社JTOWER 2022年3月期 第1四半期 決算説明会資料)
(画像引用元:Trading View https://jp.tradingview.com/chart/?symbol=TSE%3A4485)
10月15日に楽天モバイルとの資本提携を発表したこともあり、株価は直近の高値(2021年9月30日、10,030円)を伺う展開となっています。
とはいえ、同社の予想PERは1,000倍を超えるなど、割高である点は否めません。
5Gという大きなテーマのもと、どこまで上昇できるのか見物です。
(参考)
・株式会社JTOWER HP
・同社 2021年3月期 有価証券報告書
https://ssl4.eir-parts.net/doc/4485/yuho_pdf/S100LMKW/00.pdf
・同社 2022年3月期第1四半期 決算説明会資料
https://ssl4.eir-parts.net/doc/4485/ir_material_for_fiscal_ym/104276/00.pdf
・同社 2022年3月期第1四半期 決算短信
https://ssl4.eir-parts.net/doc/4485/tdnet/2008865/00.pdf